きっかけは単純に、新しい散歩ルートを開拓したかったわけではありますが、動画を撮影して編集するうちに、伊豆箱根鉄道、通称「伊豆っぱこ」沿線の魅力を伝えたくなりました。今回の副産物は、シンガーソングライターの「あいみょん」さんが「会いに行くのに」のMVを制作した際に使われた、ロケ地を訪れることでした。正直なところ、あいみょんさんのMVには一瞬にしか映らない、印象に残りにくい風景ばかりで、かつ、ロケ地は三島市内以外にももう1、2箇所あるようなので、これら風景を見せられても、なんのことだと思われると、動画を編集し終えてから考えました。
そもそも、私の散歩動画は眠気を誘うことが多い(個人の感想)ので、あまり人気のないジャンルなのですが、私自身が散歩を趣味にしていることや、自分が歩いた場所を後で振り返るために動画を作成している目的もあること、私のYouTubeチャンネル名「TRIBLOG」は、そもそもが旅の記録を動画にする目的があったので、散歩する過程動画は、これからも作り続けます。
伊豆箱根鉄道は、神奈川県の小田原・箱根地区と、静岡県の伊豆地区に鉄道を敷いており、西武鉄道の子会社であるため、昔見た西武鉄道の車両をよく見かけます。また、西武鉄道からの払い下げ車両以外にも最新型車両、レトロな車両、ラッピング車両など、さまざまなデザイン、色調のの車両が走っているのが、個人的には魅力を感じるポイントです。動画の中でも、同じ鉄道会社で運行しているのかと驚くほど、多彩な車両が走っています。
伊豆箱根鉄道の伊豆地区には、三島駅から修善寺駅へ、南下する路線が敷かれています。正直な話、三島駅から遠ざかるほどに単調な道のりとなり、歩いて退屈な気分になります。そんな中でも、テーマを決めて歩くと、単調な道のりも楽しくなります。今回は、あいみょんさんのMVが撮影された場所を散策することで、興味を持続できました。キーとなったのは、三島二日町駅近くにある横浜ゴムの、原料用サイロでした。このオブジェクトは、あいみょんのMVにひっそりと登場し、個人的に印象深かったものでした。
伊豆箱根鉄道の散歩に近い散歩ルートは、大場川沿いを歩く散歩でした。このルートも変わり映えしない風景ばかりでしたが、川の中を泳ぐ魚を眺めることができ、まずまず楽しい道のりでした。
富士山は、夏の時期には1、2日くらいしかその姿を表しません。入道雲が一面に広がっているからです。夏の時期に見える風景は、沼津方面にある「沼津アルプス」、香貫山、徳倉山、鷲頭山、大平山が目立ちます。富士山の方角には愛鷹山が、富士山の見えない日にもその姿を見ることができます。箱根の山、函南、熱海の山々も見渡せます。
これは三島二日町駅の看板。昭和の時代から改装されていないのでしょう。なんとも味のある看板です。この駅は無人駅ですが、駅員さんの手で綺麗に保たれています。スロープもあります。
この車両は結構年季が入っています。昔、西武鉄道でこの手のタイプで赤か黄色の車両が走っていたと記憶しています。
第一の「あいみょんポイント」はビニールハウス付近。あいみょんさんが猫と一緒に歩いていました。MV撮影時はもう少し長い焦点距離のレンズを使っていますね。
第二の「あいみょんポイント」は、大場川の河川敷。MVは春に撮影したと思われるので、草地の風景が少し違っていました。鉄塔の左側の場所を伊豆箱根鉄道が走っており、MVでは右から左に電車が走っていました。動画撮影時には、暑さに負けて、逆方向を走る電車を撮影しました。
第三の「あいみょんポイント」は古墳の上からの風景。これももう少し焦点距離の長いレンズで収めていたようです。
第四の「あいみょんポイント」は、先頭車両から望む風景。正確な場所では撮影できませんでしたが、こんな感じ。なお、あいみょんさんは座っていたかに見えましたが、先頭車両のすぐ横に座席がある車両には、何度か伊豆箱根鉄道に乗っていたものの、当たりませんでした。
なお、ロケ地に関する情報は、三島市のX(https://x.com/MishimaCity?t=5m_i769W3cwDptJEK1q8bQ&s=09)および、ピエタさんのX(https://x.com/aimyontter?t=AUdL8ncAovpMZKY9bDqE-w&s=09)を参考にさせていただきました。
今回撮り逃したのは、駅ホームからの眺めと、学校内の階段。いずれもMVでは印象的な場面ですが、そこまで撮影する気力がありませんでした・・・本気であいみょんMVの「聖地巡礼」するには、相当な覚悟が必要です。