もしあなたが学生で、筆入れやカバンを日常的に使っているのなら、それらを社会人になっても使い続けたほうが良いと思う。そのことから逆算すると、学生のあなたが筆入れやカバンを選ぶときは、できるだけシンプルで、長く使えそうなものを選んだほうが良いと思う。
私が、社会人になって30年が経過した後に思うことは、モノはできるだけ一生モノに出会い、できるだけ長い間使い続けることが、効率的で、幸せになれるなということを実感した。特に筆記用具やカバン、手帳に関し、膨大な種類や数のモノを試しては廃棄してきた。
私は文具好きで、ガジェット好きなので、たくさんの新しいモノやシステムを試すのが好きなのであるが、その代償として、多額のお金をモノ達に献上してきたと、今振り返ると思う。筆記用具、カバン、手帳以外にも、スマートフォン、時計、カメラ、パソコンなど、数多くのモノが入れ替わった。
スマートフォン、カメラ、パソコンは、新しくなるごとに機能が向上して、買い替える意味はあると思うし、スマートウォッチのようなモノは、機能の真価が著しいので、買い替える意味はあると思う。もちろん、買い替える頻度をよく考える必要はあるのだが。
筆記用具、カバン、手帳についても、新しいモノにはそれなりの機能が追加されているものの、基本的には完成されていると思う。しかしながら、これら「3種の神器」には魔物が潜んでいて、持つ人を迷させる妖力が備わっている。
筆記用具については、鉛筆から始まり、シャープペンシル、ボールペンと移行し、人によっては万年筆に手を染めるであろう。ボールペンにも100円で買えるものから、5万円するものまで多くの種類がある。万年筆となると、ボールペンと比べ桁が一つ上がる印象である。
カバンについては、さすがに小学校で使ったランドセルを社会人になって使うことは難しいものの、よいカバンを購入したら、比較的長きにわたり使うことができると思う。この際、よいカバンとは、必ずしも高価なカバンではない所が、カバンの奥の深さであろう。
手帳は、特に社会人になったら皆さんが深みにはまるポイントであり、自己実現に向けていろいろな手帳を散策するのであるが、最終的には、シンプルな手帳に落ち着けるのが、今後の幸せのためを考えると、妥当な選択になろうと思う。もちろん今のご時世では、デジタル機器を使ってもよい。
筆記用具、カバン、手帳ともに、基本的には消耗品なのであるが、長く使おうとしたらそれこそ10年、20年と使うことも可能なので、もしあなたが学生で、筆入れやカバンを日常的に使っているのなら、それらを社会人になっても使い続けたほうが良いと思う。
もしあなたが、選択に迷うのであれば、今後私が投稿するであろうブログの中から、ヒントを得ていただければ、私のもとをすり抜けてきた、数多のモノ達も浮かばれることであろう。