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伊豆さんぽを通して実感する伊豆の魅力

伊豆さんぽ 約19km 歩いて実感した伊豆の魅力 TRIBLOG 260

ひょんなことから長い散歩を敢行しました。最初は漠然と、三島駅から伊豆箱根鉄道の韮山付近まで歩くことを考え、炎天下の中散歩を始めましたが、以前から行ってみたかった、伊豆わさびミュージアムに行くこととして、ルートを変更しました。正直なところ、韮山まで行き着ける自信がなくなるほどバテてしまって、伊豆仁田か原木の駅に向かおうとしていました。ひとまず、わさびを見てから電車に乗り、三島駅に帰ろうと考えたところから、動画は始まります。

道の駅 伊豆ゲートウェイ函南は、思っていたより洗練された道の駅でした。タリーズコーヒー、セブンイレブンがあり利便性が高い道の駅であり、伊豆わさびミュージアムや、かねふくめんたいパーク伊豆がすぐ近くに建っており、ちょっとしたアミューズメントパークのようでした。歩き疲れた身体には冷房がありがたく、思わずPETボトルの飲料を一気飲みして、その後セブイレブンのシェイクを飲み身体を冷却しました。

伊豆わさびミュージアムは、あまり事前情報を得ないまま入りましたが、エンターテイメント性の高い、わさび関連食品の販売所でした。わさびを育成している環境を模した畑がディスプレイされており、この部屋に入った瞬間に、わさびスプレー?による霧で、わさびの香りがツーンと匂ってきました。小さなお子さんには刺激が強いかもしれません。わさびを育成する環境は、まさに富士山の恵みと言えるでしょう。富士山で濾過された冷たい水、急な地形により水が入れ替わる環境、溶岩による岩棚など、わさびが育つ良い環境なのだと思いました。わさびの部屋を抜けると、わさびが種から育つ様子を実物で示したディスプレイがあります。ディスプレイによると3年かけてわさびを育成するようです。わさびをすりおろすための、おろし金には「わさび」の文字が突起となっており、これで綺麗にわさびをすりおろすことができるようです。そのあとは物販スペースで、先ほど見たおろし金、さまざまなわさび食品が陳列されており、わさび食品はほぼ全て試食できました。わさび食品はとても美味しかったです。試食用にご飯も用意されているようでした。わさび食品の物販店の奥には、静岡産のお茶、フードコートのような小さな食事処、グッズやビールの販売が行われていました。

そのあと、かねふくめんたいパークを訪問しました。明太子をモチーフにしたオブジェが建物の上に乗っており、これがめんたいパークのランドマークとなっています。記念写真を撮影するスペースも豊富にあり、SNSに掲載する写真も多く撮れるでしょう。建物の中は活気があふれており、いきなり物販スペースで始まっており、奥に進むとフードコート、さらに奥には工場見学スペースがありました。工場見学スペースは、本物の工場がディスプレイされており、明太子を作る工程で作業員さんが働いていました。小中学校で給食を作っている方を外から眺めることができますが、それと同じ感じです。工場のすぐ近くに販売スペースがあるので、まさに作りたてを楽しめるのでしょうか。なお、めんたいパークの出入り口には、氷川きよしさんのパネルが鎮座していました。

物販販売所いずもん。ここも良くある道の駅の販売所でしょうが、建物が新しいせいか、とてもおしゃれな感じで商品が陳列されている場所でした。ここも、自動車できていたら色々と買い込んでしまうほど、魅力的なお土産が沢山販売されていました。グッズが少なく、食品が多いのも良いですね。

次は観光情報案内所。不思議な広さがあり、休憩所、観光案内所、イベントスペースのようなところがありました。イベントスペースのようなところには、演奏前のミュージシャンの方々が練習をしていました。

観光情報案内所から道の向かいにある「かねふくめんたいパーク」。この建物の上には、明太子を模したモニュメントが飾られており、遠くからも見つけやすいです。建物の中は明太子のデザインで満たされており、色調が明太子色で彩られています。そして明太子製品が展開している販売スペースと、フードコート。ただただ圧巻されます。そして奥の方にある工場見学スペースは、かねふくめんたいパークの真骨頂を見せられた気がします。工場見学スペースは、窓越しに明太子の製造工程や袋詰め工程を見ることができ、作業者の方の作業風景も見学できます。非常に満足いく内容でしたが、歩いてここまで訪問し、歩いて帰るため、ここでもお土産は買いませんでした。

かねふくめんたいパークを出ると、相変わらず蒸し暑い空が広がりました。ここから駅に向かい帰る方法もありましたが、私は狩野川沿いを歩いて、沼津駅までいくことを選びました。大した理由はないのですが、ここからいわゆる「ウォーカーズ・ハイ」を感じたからでしょうか。「ランナーズ・ハイ」という、走っているのが気持ちよくなり、走り続けたくなる心境が、歩く人にもあり、それが「ウォーカーズ・ハイ」となります。

しかしながら、河辺の歩行はとても暑かった。植物たちが発する水蒸気が、土中の微生物の発熱で熱せられ、湿度を含んだ熱風が吹いたものだと解釈しました。アスファルトからの照り返しとは明らかに異なりました。そして体力が消耗したので、沼津駅まで行くことを断念して、清水町のある市場に向かうこととしました。

清水町の市場とは、卸売を専門とする市場。ここには「食遊市場」という卸市場があります。新鮮な食材が安価で手に入る場所で、多くの地元のかたが訪問します。この場所は僻地にあるので、観光客の方はほとんどいないと思います。この地を訪れた唯一の動機は、建物に隣接する食事処。ようやくここで食事を取れるということで、喜んで店内に入りました。定食は1650円と決して安いものではありませんが、食遊市場の新鮮な食材が使われているだろうということで、期待値が高まりました。結果としては、動画ではノーコメントとしていますが、とても期待から外れた体験でした。刺身と天ぷら定食を食べましたが、刺身は冷凍ものでシズルが多いもの、天ぷらも海老より衣が大きいもの。味噌汁のネギは完全にきれず繋がっていたことなど、期待から大きく外れました。あとでGoogle Mapを見ましたが、ここの店はオーナーが体調不良で新しい方に変わったらしく、店名も変わったとのことでした。確かにオペレーションにぎこちなさがあったり、店主らしきかたが、新人と思われる方に何か深刻なことを話していたようにも感じられました。そして、店を出たあと、行きつけの文房具店に行きました。

「インク」は静岡県の誇る文房具店であり、現時点での実力は、銀座の伊東屋を凌ぐ勢いだと思います。びっくりしたことは、店内をいつの間にか改装していたこと。以前はまさに文房具の卸問屋のような風情でしたが、東京の文具店真っ青のレイアウトが展開しており、大変興奮しました。この店には、トラベラーズノートが陳列されており、少しずつそのアイテムが減っていた印象でしたが、今回訪問したときは、ほぼフルラインナップで構成されておりました。非常に誇らしい状況でしたが、トラベラーズノート本体の陳列があまりにも雑であったので、少し失望しました。

その後は「境川・住吉緑地」で足を冷やし、三島駅方向に向かったのでした。自宅に戻る手前で、Garminでログを取っていた記録を見ると、移動距離が約19kmでした。この距離は、私が富士山に毎年登っていた時には難なく歩けた距離でしたが、今では体力が落ちて、今回の距離は、ちょっとした偉業でした。

この手の旅行記(動画)は、あまり人気が出ないのですが、私のYouTubeチャンネルである「TRIBLOG」(とりぶろぐ)では、そこそこの再生回数になっていると思います。

夏休みのアトラクションでお困りなら、是非とも訪問してみてください。

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