私は自分への父の日プレゼントを、自分に贈ることとした。これはYouTube動画を制作するための一つの口実であり、「自分へのプレゼント」なるマーケティング手法に、まんまと乗せられた結果である。もしかしたら、チャンネル登録者数1000人を目前とした、焦りかもしれない。私は「旅」をテーマにした「TRIBLOG」(とりぶろぐ)なるYouTubeチャンネルを投稿している。当初はTRIPとBLOGの掛け合わせの通り、旅の記録をWEBに綴った動画を目指して、主に散歩動画を撮影して、投稿してきた。そのうちに、散歩しながら講演会に参加した深田萌絵さんの動画や、トラベラーズノートの動画をよく見ていただき、また、カメラの動画も見ていただいた結果、あと97名でチャンネル登録者数が、収益達成要件である1000名に達するまで成長した。その道のりは約5年かかっており、決して安易なものではなかった。やめようと思ったことが無かったのは、自分の好きなことを動画にして投稿するから出会ったからだ。トラベラーズノートは、旅の記録を残すためのノートとして使用して、カメラは旅を切り取る道具であり、私の動画はほとんどが、「旅」を根底のテーマとしている。しかしコロナ禍においては行動規制され、コロナが開けても世の中は出張や移動が必要のない世界が構築され、私の移動の機会が極端に減った。そんな中、トラベラーズノートと出会い(厳密には相当前から出会っていたが)、トラベラーズノートを使いこなすうちに、ノート熱やシステム手帳熱が復活して、再度システムダイアリーを使うに至っている。そうこうしているうちに、私の会社人生も黄昏時を迎えることとなり、今まで考えたこともなかった「第二の人生」を深く考えるようになった。すでに父親早くなり、母親も父と同じ病にかかり治療をしている。人生の変曲点が訪れ、今は将来を模索している。そんな中、日々の生活や、感じたことを記録して、ウェブのログに刻んでいく。そんな行為を行うために、私はレンタルサーバーを借りることとなった。このサーバーには月間月間1000円強の費用がかかるのだが、金の切れ目が縁に切れ目になるように、金が払えなくなるまで続けようと思う。父の日において、私の父も義父もこの世にはいないので、私自身にプレゼントを贈ることとした。