とにかく並んだ甲斐がありました。3時間も並ぶとは想定外で、自分が3時間も我慢できたのも意外でしたが、とにかく待った甲斐のあるイベントでした。
1年の中で2日しかチャンスのない、横田基地 日米友好祭。初めて横田基地に入りましたが、以前行ったことのある富士キャンプ、厚木基地と比べると、入場者数が圧倒的に多く、その分、基地に向かう人々の長蛇の列がすごかった。日差しが強く、また、飲み物を持参してこなかったこともあり、待つ時間はとにかく大変でしたが、列に並ぶ人々の楽しそうな雰囲気や会話に後押しされて、なんとか離脱せずに済みました。このイベントに興味を持つ方は多いと思いますが、来年も相当並ぶと思われるので、記録として残しておきました。時間帯によっては並ぶ時間が少ないと思うし、陽が沈む時間で、飛行機があまり見られなくてももよければ、夕方に訪問するのも良いと思いますが、横田基地の醍醐味を味わいたい場合は、並ぶことを楽しむ意気込みが必要と思います。
基地に一旦入ると、広大な面積の基地に人々が分散され、過密は感じませんでしたが、とにかく人が多く、皆がハッピーな感じでした。私も、思わずビール(500mlくらいで800円)を一気飲みしてしまいましたが、おそらく基地内の経済もドル建てで動いているらしく、円安の影響を受けて全ての商品が割高に感じました。目当てにしていたステーキが3000円、ビールは800円くらいが標準、ハンバーガーが1200円くらいなど、過去の価格がわからないのですが、手が出ませんでした。
飛行機の展示は、触れるもの、遠くで見るもの、中に入れるものがあり、私は並ぶのがとても嫌いなので、並んで体験することはしませんでしたが、やはり1機くらいは並んで入りたいなと思いました。私はあまり航空機に詳しくなく、中途半端な解説をしても良くないので、私の印象を字幕にするにとどめました。
今回の体験の中で、最も印象に残ったことは、DJブースに集う人々が、曲がかかったときに一斉に踊り出したことでした。DJ界隈では当たり前の話かもしれないのですが、皆が同じダンスを踊る姿を見た時に、これは横田基地の盆踊りではないかと思いました。盆踊りは、もちろん基礎から振り付けを学んで参加する方もいるのでしょうが、なんとなく踊りの輪に入り、人真似で踊りながら、振り付けを体得するようなイベントと思います。今回の踊りも、子どもさんも居た(厳密には、踊るお母さんのそばで一緒に踊っていた)こともあり、初心者の人でもなんとなく踊れて、そのうち上手に踊れる振り付けでした。曲も17年前(2007年)のものらしく、長い間受け継がれてきた踊りではないかと思いました。
横田基地というと、村上龍さんや、山田詠美さんの小説の影響を強く受け、米兵と現地女性との関係性についての先入観が多かったのですが、確かに露出度の高い女性も多かったものの、自らがその服を着ることを楽しんでいるような人々が多かった印象(ニュアンスが難しいですが、他人の目よりも自分の価値観を重視する人か)。日が暮れるとまた違った客層が集まるのかもしれませんが。
飛行機が飛ぶシーンは、一度しか遭遇しませんでしたが、それでも良い経験でした。輸送機とは別に、ガンシップと呼ばれる(?)横に機関銃がついた飛行機も展示されていましたが、あれだけの低空飛行で機関銃を打たれた時の恐怖や、爆撃された時の恐怖を想像すると、つくづくと平和のありがたみを感じました。
基地の行き帰りともにDJポリスの方が誘導されていましたが、なかなか面白かったので最後にシーンに入れました。あとで映像を見返すと、女性の警官のかたが大変良い表情をしていたので、少しアップでシーンに入れました。
来年行くかと言われると、今は行かなくても良いと思いますが、これは富士登山と同じく、苦痛と喜びがセットになった体験なので、またリピートしたくなる可能性が高いと予測しています。
撮影機材は、基地に入るまではiPhone 15 Pro、基地内ではPanasonic HC X-1500を使用。