親のがん寛解までの道のりを見届けている今日このごろ、親のリクエストに応える為に、買い出しリュックを背負ってきました。リュックは、GRANITE GEAR(グラナイトギア) の60リットルのもの。グラナイトギアはロングトレイルを遊歩する人々が使いやすいよう、袋に背面とショルダーストラップをつけたような、シンプルな構成となっています。荷物が入らないときは、平たくなり、荷物の増加に合わせて、袋が膨らみます。このため、電車内でも扱いやすいのです。
今使用しているザック(以降から何故か『ザック』と呼びます)は、Blaze 60(https://amzn.to/3Jb4GiF)というもので、私にとって2つ目のグラナイトギアです。前のものはニンバストレースで、色使いが絶妙だった。これを使って富士登山を行ったり、東海自然歩道ツアーを行ったことが印象深いが、大容量なザックの特性を活かして、子どもの引っ越しのときに多用したことも、忘れがたい思い出。大学生活中に膨れ上がった荷物を実家(つまり私の住居)に持ち帰る際に、日をまたぎ何往復もしたことが懐かしいです。
今回は、私の実家に少し溜め込んでしまった衣類を持ち帰るためと、買い物を依頼されたときのために、重量物も運搬できるように、グラナイトギアを携えて、備えていました。この予想が当たり、水を頼まれた際に2リットル入りペットボトル4本を含む、数々の品を運搬するのに、今回のザックが役だちました。帰り道、久しぶりに背負う重量物の負荷が膝にこたえました。しかし10年ほど前には、15kg前後の荷物を背負い、トレッキングを行っていました。
グラナイトギアのザックの、最大の特徴は、容量や目標重量に合わせてザックの形を変幻自在に変えることができることでしょうか。グラナイトギアのザックは、先述の通り、ロングトレイル、アメリカの長い遊歩道を歩くために設計されたと思われ、軽量化とフレキシビリティが大きな特徴であると思います。今回のザックは、リッドと呼ばれる上蓋を外せるのはもちろんのこと、ヒップベルトと呼ばれる、腰回りを安定化させる部品も外せるようになりました。
私の所有するグラナイトギア ブレイズ60は、60リットルの大容量を誇りながらも、重量が1360グラムと驚異的な軽さです。上蓋とヒップベルトを外した重量は940グラムとのこと。ザックを構成する布は軽量かつ剛性が上がったものらしく、触り心地が良いです。良いザックの触り心地はよく、良いザックで使われる布地には、最新の技術が投入されている事が多いと思います。一方で、某有名メーカーのザックを、子どもの通学用に購入して驚きましたが、布地が、どこにでもありそうな、安っぽいナイロン布でした。これでは北壁に挑むときに、容易に破けてしまうのでしょう。ちょっとショックでした。
ただし、ブレイズ60の最大の利点であり弱点は、背面長を簡単に変えられる機構であり、この機構が故に、フレームが壊れる事故の可能性と、雑音がきになるのでした。この件は、もう少し使いこなしてから別途投稿したいと思います。