久しぶりに、東京駅にあるトラベラーズファクトリーで商品を購入した。2024年に入ってから何度か店頭を覗いていたのだが、あまり購入意欲がわかなかった。今回購入のきっかけとなったのは、限定「沢野ひとし」リフィル(https://www.tfa-onlineshop.com/SHOP/07101146.html)であった。このなんとも人を食ったようなイラストは、椎名誠さんのエッセイや体験記にたくさん出てきたもので、本に書かれている内容と関係あることや、関係ないことも合わせ、散りばめられていた。椎名誠さんの文体と、沢野ひとしさんのイラストのテイストが微妙にマッチして、読書体験を豊かにしてくれた。
このリフィルはレギュラーサイズのジャバラで、6枚分のリフィルがジャバラ状に連結されており、展開して1枚のシートとして活用する方法もあれば、13面のスペースをそれぞれに彩る方法もある。文字を書くことよりも、絵を描くことに特化しているようで、少し厚手の紙が使われているのも特徴である。
紙のスケッチブックと比べると、面積あたりの単価が高いのであろうが、自分だけの「作品」を作ることができるのが魅力であろう。東京駅のトラベラーズファクトリーにも、沢野ひとしさんの「作品」が飾られていた。
沢野ひとしさんによると思われる「作品」も拝見して、ジジイの文房具(https://amzn.to/3xpRPGt)もついでに購入しようとしたが、どれも1点もののような錯覚をしてしまい、本をレジに持って行くのを躊躇った。
他の本も、タイトルやイラストに大変な癖があるものが多く、私の記憶にある「椎名誠」や「沢野ひとし」にぴったりの本が、トラベラーズファクトリーに並んでいた。僕はやっぱり山と人が好き(古本https://amzn.to/49io9sb)、トコロテンの夏(https://amzn.to/3TVMks6これも古本)、真夏の刺身弁当(https://amzn.to/3TDf5Zm)、「椎名誠軍団」は中二のまま大人になったオジサンたちが、アウトドアに繰り出し、時には海外に出て、面白い体験を数々行ってきたことを思い出した。
ここで「椎名誠軍団」の構成員について再確認した(完全に忘れていた)。「本の雑誌」のパートナー、目黒考二氏、木村晋介氏、沢野ひとし氏、息子の岳氏(?)。非常に懐かしい。
トラベラーズファクトリーは、多様な方に愛されて、コラボレーション作品を輩出するのが楽しい。東京駅に行く機会があれば、また覗いてみたい。