TRIBLOG

森永卓郎さんと抗がん治療とb宝館について

森永卓郎さんのB宝館訪問 価値の見えない物を戦略的無意識で集め、モノ達に新たな価値を創り出すコレクションの王道 TRIBLOG 207

最近、森永卓郎さんの抗がん剤治療が注目を浴びているらしい。森永さんは、いわゆる末期がんである「ステージ4」のガンを2024年前後に宣告され、医師によれば「桜を見ることなく」散ってしまう運命を予告されたようである。

しかしその後、抗がん剤治療により生死を彷徨った後、適切な治療を経て、再びメディアに顔を見せることとなった。森永卓郎さんの最大の動機は、本の執筆により、世の中に真実を知らしめることであった(https://amzn.to/43ySIsx)。書いてはいけないことを書けるのは、残りの人生を悔いなく生きられる人のみの特権。森永卓郎さんは、自らの生命を賭して、真実を私たちに伝えようとしています。

なんの因果か、私の親も、ほぼ同じ時期に、「血液のがん」を宣告された。そして、森永卓郎さんと同じく、抗がん治療を行って、森永卓郎さんと同じく、見るも無惨な状態に痩せ細った。私の親には、ちょうど1年ほど前、森永卓郎さんのb宝館に訪問した際にいただいた、森永卓郎さんのサイン色紙を渡して、自分もb宝館にいく意欲が湧き、翌月の第一土曜日に、念願が叶った。親から送られた、森永卓郎さんとの2ショット写真は、今では貴重なデータである。

b宝館は、実の子どもから見ても「ガラクタ」に属するものたちらしく、資産価値はほぼなかろうとのことであるが、コレクターにとってはよだれもののアイテムが多く、その価値はプライスレスであろう。幸い、絶滅の危機に瀕したb宝館は、次男の康平さんに管理を託され(?)、主人が不在な中、しっかりと継続されているようだ。

b宝館のコレクションアイテムは、湿気に弱いものが多いと思われ、ミニカー、箸袋、ペナント、著名人のダジャレグッズ、榊原郁恵のピンナップなど、湿気でぐちょぐちょになったり、錆びてしまっては価値を毀損するものばかりが陳列されている。おそらく、温湿度調整するためのエアコンの電気代でも、かなりの維持費がかかるであろうことが容易に想像できる。

そんな中で、森永康平さんがb宝館を引き継ぐ気概は素晴らしいと思うし、社員さんを2名雇ってでも、b宝館の開館日は、月に4日間にしてほしいと思った。

森永卓郎さんの著作は紹介した「書いてはいけない」(https://youtu.be/Rj2EYxULC9E)以外にも秀作は多く、「ザイム真理教」(https://amzn.to/3TU90J3)、「マイクロ農業」のすすめ(https://amzn.to/4aB7wct)、年収300万円を生きる経済学(https://amzn.to/3IUW6nR)で予言されいた事柄は、ほぼ当たっていた。

森永卓郎さんも、うちの親も、あと10年は生きていてほしいし、後世に伝えることを、多数発信してほしいと思ったが、森永康平さんにしてみたら、介護は大変なボランティアだ、と思っていることは想像に難くない。

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