久しぶりに理髪店に来た。なんだかんだで行く機会がなかったからである。順番待ちしている時間を使い、ブログを書いている。
表題の一文は、フランス小説からの引用と思うが、出典を忘れた。最近は、物忘れが激しくなると同時に、四半世紀前の事を急に思い出す。老化は脳を効率よく動かし、嫌なことはすぐ忘れたり、嫌なことを回避することで、ストレスを避けている。
四半世紀前の待ち時間は、殆どが本を読んでいた。鞄の中には必ず本が有り、待ち時間には本を読んでいた。それが今は、なんとはなしに、スマートフォンを、いじっている。
待ち時間を本を読んで過ごすことから、スマートフォンを操作することに変化したことは、本質的には、時間を潰すことには変わりないのであろうが、スマートフォンを操作する行為には、余り生産性が無いことに気づいた。
近頃は、電車の待ち時間は本を読むように心がけているが、以前と異なることは、その時に購入した本を読む以外、ほとんどはスマートフォンに入っている電子書籍を読むことであった。結局スマートフォンへの依存は変わらないのか。