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疲れた時に食べる甘味とコメダのシロノワール

疲れた時に甘いものを食べる快楽を覚えたのは、10代終わりの頃であった。電車通学していた私は、部活動でクタクタになった後、駅のキオスクで購入したチョコレートを食べる楽しみを身につけた。以降私は、甘いものが好きな体質となった。

最近は、精神的、肉体的にきつい旅が続き、なぜかラーメンにすりおろしたニンニクを大量に入れることを繰り返していた。これほどまでニンニクを要求するのは久しぶりで、不思議な疲れであった。

今回はミッション遂行後、帰る途中で豪華な軽食をとった。ラーメンが一杯食べられる価格の、コメダのシロノワールと、これもラーメンが一杯食べられる価格のシェイク。すでに昼食を食べた後でありながら、デザートは別腹よろしく、これら甘いものが難なく吸収された。

コメダ珈琲の価格設定は、席料も含んでいそうなほど高いが、実家のソファーに座っているような快適な環境が提供される。この日入ったコメダ珈琲は、観光地にもなっている都内の繁華街にあり、外国人観光客と思しき人々が周囲にもいた。

隣には学生が勉強をしていたが、居心地がいい環境なので、あまり捗っていない様子であった。私は、昨日病院で説明を受けた内容を反芻しながら、ノートを見返していた。私の方が、熱心に勉強をしていたのであろう。早口で専門用語を使って捲し立てる先生の、話した内容をノートで再現していた。

シロノワールは限定品であり、チョコレートの甘味がガツンと響いた。旅の疲れを癒す味だったが、不思議と腹にたまらなかった。シロノワールは胃袋に行かず、脳に大半が行ったようである。

さておき、私の母は退院後、私が買っていたゼリーを美味しく食べたようである。甘いものが病院で出なかったらしく、久しぶりに食した甘味だったようだ。ガンには甘味が禁物とも聞くのだが、生活の質を上げる食物としては、神様も許してくれるのであろうか。

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