ブログを本格的に書こうと決めてから、キーボードをサイド探索することとなった。家電量販店でキーボードを色々と触った結果、タイプの感触に一目惚れして、logicool の風変わりなキーボードを購入した。POP K K730YL 。
現フェイズにおけるブログ投稿は、いつでもどこでも思いつき、感じたことを書き記したかった。よって、スマートフォンをメインにして、写真撮影したものをその場で題材にし、スマートフォンで文章を書き、投稿するワークフローを確立した。
しかしながら、文章をフリック入力で書くのは、考えるスピードが入力に追いつかない。なので5年以上前にかなり検討した、モバイルキーボードを引っ張り出して、入力してみることとした。よくわからないのだが、Androidのバージョンが変わったり、日本語入力システムの変遷により、以前のキーボードでは、日本語と英語の切り替えや、キーの割り当てなどで不具合がよく出るようになった。単に私が操作方法を忘れてしまっただけなのかも知れないが、入力に手間取った。機能性を追求するがあまり、英語版キーボードばかり揃えていたのも要因であった。このため3つのキーボードがお蔵入りした。
唯一相性が良かったのは、マイクロソフトのUniversal Keybord。これとAndroidのスマートフォンで投稿することとした。なお、キーボードは充電式であったが電池が機能していなかったので、電源コードを繋いで入力している。自宅ではこのモバイルキーボードで事足りるが、外出時の投稿も検討しているので、メルカリで見つけた同型のキーボードを購入することとした。
そして昨日、何気なく寄った家電量販店にて、今回のキーボードを見つけた。最初は、鼻にかけなかった黄色のキーボードは、その他の10種類程度のキーボードを触っているうちに、試しに触ってみたくなった。黄色時に黒のキー、表示も黄色のキーボードは、普通の私の選定基準においては、選ばない色であった。しかしキーボードをば触ってみた瞬間、脳に稲妻のようなものが走った。キーを叩く体験に快感を覚えたのである。
これは、昔のタイプライターを叩く感触なのであろうか。もちろんタイプライターは、もっとストロークが深く、もっと力を入れないと文字を刻めないのであるが、癖のある打鍵感、キーを叩いた時に容赦なく音が出ることや、指を滑らせるようにキーを叩くと、キーの横に指が引っかかる感触など、私が初期のワープロを使っていた時や、昔のNECのパソコンを使っていた時の打鍵の感触、あるいは最近では、DAVINCI RESOLVE SPEED EDITOR を操作するときの感触に似ており、レトロでありながら気持ち良い打鍵の感覚であった。近くにあったゲーミングキーボードであっても、満足いく打鍵感は得られなかった(しかしながら、別の高額なキーボードを通販で試してみるほどの気持ちは起こらなかった)。
ここまでガチャガチャ音を立てるキーボードは、オフィスや電車内では迷惑そのものであり、あくまでも自宅で使う用途なのだが、この感触に惚れ惚れしており、なおかつ私の指にかなりフィットしているので、癖のあるキーボードではあるが、意外と、キーピッチを指が習得する速度が速い。まだまだミスタッチも多いものの、思考と入力が程よくシンクロすることとなった。このような入力体験は、口述手記が当たり前になる世の中が来たら、廃れるのであろうが、私は当面、このキーボードやマイクロソフトのキーボードを使いながらブログを執筆していきたいと思う。