TRIBLOG

夜中に目が覚めることと自己との対話について

スマートフォンを断絶した状態で、就寝した後は、結構寝付きが早くなった気がする。しかし寝付きが早くなったせいか、夜中に目が覚めることが多くなった。こんな時にスマートフォンがないとどうなるのか。

今までは、すぐにスマートフォンに手を伸ばすのであったが、スマートフォン断ちを行っている最中は、過去の振り返りが自然と行われることとなった。その日の仕事中の出来事、帰宅後の出来事が映像となり蘇ってきて消える。このあと何故か、私が幼少期を過ごした土地のことを思い出す。

巨大な工業団地、社宅が建ち並ぶこの場所は、工場の新設に伴って現れた小さな街であった。私はこの場所で小学校低学年まで過ごした。私は寝床で半覚醒状態のまま、当時過ごした社宅のレイアウトを、一つ一つ思い起こした。

玄関を入ってすぐ右には、3畳くらいの小部屋。左手にはトイレがあり、壁を挟んで洗面所兼風呂場があった。風呂場の浴槽は、最初はヒノキであった。父と風呂に入りながら、乾いた浴槽に湿った指で絵を描いていた記憶が蘇る。風呂場の壁を挟みキッチンがあり、テーブルと食器棚があった。居間は別の部屋にあり、テレビがおいてあった。居間の隣には6畳ほどの和室。押入の中でも遊んだ記憶がある。

ベランダには洗濯機があった記憶があるが、定かではない。ベランダの外は開けており、景色が良かった。このベランダで撮影した私の幼少時代の写真パネルが、まだ残っていると思う。

スマートフォンを枕元に置かなくなってから、自己との対話が始まったようだ。この洞察は面白く、今の私に必要な振り返りである。結局過去の振り返りが止まらなくなり寝られなくなってしまったが、自己との対話は続けていきたい。

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