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パスタや蕎麦を茹でるときは麺を半分に折る件について

私は、家でパスタや蕎麦を茹でるときには、麺を半分に折って鍋に入れる。鍋は、パスタ用のものではなく、アウトドア用のクッカーや、小さいフライパンを使用しているので、おのずとそのような習慣が生まれた。私は食へのこだわりが希薄なので、半分になった麺でもおいしく頂けている。

一時期は、26cmくらいのフライパンを使って、麺を折らずに茹でていたのだが、フライパンはスノーピークの鉄のフライパンであり、メインテナンスを怠ると錆びてしまうので、新しく購入したスノーピークの、アルミニウム製のクッカーを使用することにした。

クッカーを使って麺を茹でることのメリットは、蕎麦の場合は、茹で汁をそのまま汁に使うことができて、めんつゆを入れたり、かやくを入れることで、そのまま食べることができるのが良い。アウトドア用クッカーは、調理器具兼、食器であることがコンセプトであると思うので、このような使い方ができる。

蕎麦、あるいはうどんを茹でるときは、湯が沸騰したての状態で入れるのが良いらしい。麺がすぐにしなやかになり、ゆであがりが早くなる。吹き上がったときには火力を抑えれば、足し水を使わなくともよい。沸騰後は、余熱を使っても茹で上げることができるので、麺の湯で時間より早い時間で火を止め、ふたを閉めて1,2分待つと、良い感じでゆで上げることができる。

パスタを茹でるときは、水に塩を入れた状態でパスタを折って入れ、そこから過熱をスタートする。パスタも沸騰後の適当な時間で、余熱を利用して麺を茹でる。この方法だと麺の透明感がなくなり、白っぽくなるのだが、私はあまり気にしない。クッカーを使用してパスタを茹でるときは、茹で汁を活用できるスープスパゲッティ系の料理がよかろうと思う。

クッカーの選定にはポイントがあり、クッカー底面の面積が広めのもの、私が使っているスノーピークの「アルミパーソナルクッカーセット」(SCS-20R)は、クッカーL(大きいほう)の底面の直径が、150mmあるので、コンパクトなガスストーブにバランスを崩さず乗る最大限の大きさで、なおかつ家庭のガスコンロにも問題なくのる最小限の大きさでもある。

クッカーは、以前は「ウルトラライト」にこだわり、チタン製を好んで買っていたのだが、調理器具としての使いやすさ、特に焦げにくさや、保温性を重視すると、圧倒的にアルミニウム製が有利である。もちろん、お財布にも優しい。重量にさほどこだわらなければ(アルミニウムも十分に軽いので)、アルミニウムで良いと思う。

私はアウトドア機器を、アウトドアで使う時間よりも、インドアで使う時間が圧倒的に多い。防災の練習もかねて、キャンプを趣味にしようとしたが、その手間や、家族が年々ついて行ってくれなくなったこともあり、もっぱらインドアでアウトドア用品を使ってきた。寝具(マットや寝袋)、クッカー、椅子や机など、アウトドア製品をインドアに日常的に取り入れておくと、いざ外で使うときに、戸惑うことなく使える。

アウトドア製品をインドアで使うようになってから定着した習慣、それは、麺を折って鍋に入れることであった。

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