旅の記録には、「タイムスタディ」という形式の記録方法をとると、後に旅の記憶を呼び起こしやすいと思う。

タイムスタディとは、工場での生産性向上のためや、科学的な記録を行うための手法と認識しているが、「時刻」と、「出来事」をイベントがあった時に書き留めることで、作業に掛かった時間を把握したり、物事の変化を認識したり出来て、これらを分析することによって、作業時間の短縮や、新しい気づきを得ることができる。

旅におけるタイムスタディの効用は、次にまた訪れるときのためや、他の方に情報を伝える時に、移動時間や、その土地での行動時間の概算を把握できることである。また、出来事を記録する際、支払ったお金の履歴を記すことで、その旅に掛かった費用を集計できる。

タイムスタディを記入するための道具は、ノート、スマートフォン、あるいは音声記録など、どのような方法を採用しても良いのだが、私はパスポートサイズのトラベラーズノートか、マイクロソフトのOneNote(ワンノート)を使うことが多い。

トラベラーズノートにタイムスタディを記入する際のメリットは、旅の途中で手に入れた、現物を貼り付けられることである。領収書、お土産のパッケージ、お箸の袋を切り抜いたもの等、視覚情報以外の記録を残したい時には、手軽で良い。お土産を包んでいた包装紙の匂いが、旅の思い出を想起させてくれるかも知れない。

OneNoteにタイムスタディを記録する際のメリットは、視覚情報を簡単に挿入出来ることと、後で検索が行いやすいことである。スマートフォンで記録していけば、後でPCで振り返る事も出来るし、紙の面積を気にせず、自由な記述が出来る事も魅力的である。

これら、どちらの方法でタイムスタディを記録する時にも言える重要な事は、イベントが起こったその時に、直ぐに記録することである。直ぐに記録しないと、得られた情報はあなたの頭からすり抜けてしまうからである。

タイムスタディを記入ノウハウは、別の項で補足したいが、私のYouTube動画も、理解の一助となるかも知れません。ご参考に。

投稿者 junjitee

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